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原爆の日を迎えて

平成30年8月6日
代 表 小 沢 一 郎


 あの日から73年が経ちました。広島・長崎への原爆投下で亡くなられた方々に心から哀悼の誠を捧げますとともに、今なお苦しまれている方々に御見舞いを申し上げます。

 もう一つ太陽が現れたような熱線と、考えられない勢いの爆風で街は瞬時に吹き飛ばされ、辺り一面は黒こげの遺体の山。全身の皮膚が焼け爛れ、家と家族を探しさまよう人々。やがて降る放射能で汚染された黒い雨。今でも放射線の障害が被爆者の体を蝕み続けています。正にこの世の地獄です。
 この地獄は自然災害ではありません。他ならない人間によってもたらされたものです。核兵器とは人類の種としての自殺行為であり、愚かさの象徴といえるでしょう。

 いま、被爆地である広島や長崎の方々の長年の発信・活動を受け止め、世界中の方々が核なき世界を目指して具体的に動き始めています。昨年7月に国連で採択された核兵器禁止条約は、人類が自身の愚かさで滅びゆくことを阻止するうえでの第一歩といえます。
 しかし、世界で唯一地獄を体験したはずのわが国政府が、こうした国際的な動きに公然と異を唱え、黙殺し続けていることは誠に遺憾という他はありません。毎年の平和式典での総理挨拶でも全く触れることがないのは異様とさえいえます。

 核兵器とは人類の愚かさの象徴。自分自身で自分とその子孫達を抹殺する行為です。この原爆の日に、人類が愚かな存在として滅びることを防ぐため、いま国民一人ひとり何ができるのか、改めて、静かな環境の中で反省し、しっかり考えることが何より大切なことです。

 自由党は、核兵器なき世界を構築しようと日々活動しておられる世界中の方々と手を携え、その実現のため、引き続き全力で闘っていくことを、ここに固くお誓い申し上げます。